「高山良二さんの事務所へ」兵頭栄介ブログ(3)

兵頭栄介

2017年3月
私は、高山さんから電話を頂いた翌日にIMCCD国際地雷処理 地域復興支援の会が入るビルにいました
IMCCDの事務所は、通り慣れた場所にあり、ビルの側面には大きな星のマーク描かれていて、昔から見慣れた印象的なビルでした。
事務所へ入ると事務員の方が3名いらして、その隣に高山さんが座っていました。
高山さんは、変わったカンボジアの服を着ており、足元は靴下も履かず雪駄を履いていました。

寒くないんですか? っとたずねると・・

雪駄を片手に「この紋所が目に入らぬか!」っと意味不明な返事が返ってきました・・(汗)
(写真参照)
あと本当かどうかわかりませんが「靴下と革靴を買うお金が無いんです」・・・(汗)
ともかくこの日は3月です。

早々にご挨拶をすませ、高山さんはカンボジアの現地の状況や、自分がどんな思いで地雷処理をしているのかを語りはじめました。そして少しシリアスな話になると、段々と小声になり、なぜか顔を近づけないと聞き取れない程、小さな声で語りはじめました
そして次の瞬間

「僕はね、死んでもいいんよ」・・・??
唐突すぎて、これまた(汗)

しかし次の瞬間「なるほど」・・と、ある言葉を思い出しました
武士道の概念を築き上げた名著「葉隠」には、こんな有名なフレーズがあります

「武士道とは死ぬ事と見つけたり」

この言葉のポイントは、「なんなの為に?」が抜けている事です、その何の為とは・・・
葉隠が書かれた時代は既に争いがない時代で、人前で剣を抜くのは御法度、時には切腹ものの時代でありました。
抜かざるをおえない時は、死を覚悟しなければなりません、癇癪を起こして剣を抜くのは武士道精神に反し無駄に命を粗末にしかねない行為です。
しかし、剣を抜かざるおえない瞬間があります、それは家族を守るため、愛する人を守るとき、命を生かすその瞬間であります。

地雷処理のお仕事は命に関わるお仕事です、命を惜しんでできる仕事ではありません

高山さんは言う
命よりも大切な物があると・・・

今思ば、高山さんはいつもシリアスに語りはじめると何故か小声なります「蚊の鳴くような声」という表現がピッタリです。そして、その瞬間キラリと光る高山さんの覚悟を感じると同時に、なぜか生命力のかげりの様な物を感じるのはなぜなのか・・・

つづく・・・

次回はカンボジアへ行くルート説明のお話です・・・多分(^ ^)

コメント

  1. 織田典子 より:

    真剣にだも面白く読ませて頂きました。
    高山さんがそのまま過ぎて良かったです❗

    • 兵頭栄介兵頭栄介 より:

      織田様、読んで頂き有難う御座います、今後とも高山さん一緒にサポートして行きましょう!

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